日焼けのシミ対策3選

シミがついに気になるお年頃?

アラサー世代が敏感になるキーワードが「シミ」です。若い頃は素肌で気にも留めなかったのに、ポツポツと茶色くなっている部分を見つけて、「これってシミ?」とドキッとした経験もあるのではないでしょうか。

「日傘をさして歩いているから、大丈夫?」「日焼け止めの対策は、バッチリ!」と安心していたら後から後悔してしまうかもしれません…。

今回は日焼けから意外なアレまで、シミになるさまざまな原因とその対策を3つに分けてご紹介します。

ホルモンバランスの崩れ

いわゆる加齢が原因でできるシミは、「老人性色素斑」と呼ばれています。
長年の紫外線やメラニンの蓄積が原因で目もとや頬骨あたりにできるシミです。しかし似たような箇所にできる「肝斑(かんぱん)」という種類をご存知でしょうか?

これは「老人性色素斑」とできる場所が似ているので間違えやすいのですが、原因が紫外線や年齢ではなく “ホルモンバランスの乱れ” が影響していると言われています。

見分け方としては、「老人性色素斑」は数ミリから数十ミリと大きさにバラツキがあり、年齢を重ねるほど茶色が濃くなっていくのに対し、「肝斑(かんぱん)」は、左右対称に同じような大きさでできて、色は淡褐色〜暗褐色と様々です。

初期段階では見分けがつきにくいですが、“左右対称” にできているかどうかが分かれ目になりそうです。「肝斑(かんぱん)」の場合は、美白化粧品でスキンケアに力を入れるのも大切ですが、体の内側から栄養をたっぷり入れてあげて、規則正しい生活スタイル、ストレス軽減を心がけましょう。

女性ホルモンのバランスを、整えるのがポイントです。
豆知識
「シミ」は肌だけではなく、体のバランスと関係していた。

虫刺されやニキビ跡

蚊やダニなどの虫刺されの跡がシミに見えてしまうことがあります。
「炎症性色素沈着」とも言いますが、寝ている間やレジャー中に虫刺されした場所が初めは赤かったのに、だんだん茶色くなってきた…という状態で、腕や脚、首などにできやすいのが特徴です。

それでけではなくニキビやアトピーの跡もシミのように見えてしまうことがあります。
アトピーのかゆみを擦ってできた色素沈着という可能性もあります。

もし「炎症性色素沈着」に心当たりがある方は、通常のシミ対策で使われるビタミンC配合の美肌化粧品がオススメです。ビタミンCはシミの原因になるメラニン色素の生成を抑制してくれたり、美肌づくりに欠かせないコラーゲンの生成を助けてくれるのでおすすめです。
豆知識
色素沈着のシミは、肌のターンオーバーを促そう

急激な日焼けでできた皮めくれ

最後は夏イベントで楽しみたいプールや海水浴での日焼けについてです。

プールや海水浴ではどれだけサンケア指数が強い日焼け止めクリームを塗っていても、水中に入ればクリームが取れてしまいますし、ダイビングスーツのように体を覆う水着を着るわけにもいきませんので日焼けのリスクが高まります。

気をつけたいのが「一日くらい大丈夫だろう」と、強い直射日光が当たる水中や砂浜に長時間いることです。

急激な日焼けをすると肌が赤くヒリヒリして皮がめくれることがありますが、シミになる場合があります。皮がめくれた跡が小さな花びらのように見えることから「花弁状色素斑」と呼ばれていて、残念ながら「花弁状色素斑」は美肌化粧品が力を発揮しない分類になります。

どうしても大きい範囲で目立つならば、美容皮膚科に相談した方がいいです。長年の紫外線対策をしていても、ほんの一日の急激な日焼けに負けてしまうかもしれないので、慎重にいきましょう。
豆知識
急激な日焼けは、メラニンを急激に増やしてしまうので注意。

まとめ

「シミ」と言っても、原因や対策は色々あります。
ホルモンバランスを整えるのか、美白化粧品が良いのか、専門医に相談するのか。自分の症状に応じてシミ対策を見直してみましょう。