SPFは低いほうがいい?日焼け対策の秘訣
紫外線から守る方法は、正しい知識が不可欠
夏になると「紫外線はシミやシワの原因」という嫌な紫外線情報があちこちから耳に入ります。美容コーナーに行けば、SPFやPAの強い日焼け止めに日傘など、さまざまな紫外線ケア商品が並んでいる季節です。
しかし紫外線は目に見えないため、どうやって防いだら良いのかわかりにくいのが難点です。
そこで今回は、紫外線がどうやって美容に影響するのか、強い紫外線はどうやってケアするのが正解なのかなど、ポイントを押さえたケア方法を解説したいと思います。
日傘の「色」で、紫外線吸収率が変わる
夏のこの時期、外出時に日傘を持ち歩く女性も多いのではないでしょうか。
日傘をさすことで、直接お肌や髪の毛に紫外線を浴びない対策は当然良いことです。しかし、日傘の「色」を間違えると紫外線の吸収率が異なるためプラスにならないこともあります。
特に「白」は太陽から届いた紫外線を乱反射し、傘の下まで届いてしまったり紫外線吸収率が下がったりと本末転倒になるのでNGです。紫外線対策の日傘ならば「黒」を選ぶのがベストです。紫外線をしっかり吸収してくれます。
豆知識
日傘はデザインよりも色で決める
紫外線は太陽からだけでなく、地面からもやってくる
紫外線は太陽から肌に直接届くだけではないです。
目に見えないので気づきにくいですが、地面などあらゆるところから反射して、体へ届きます。「反射光」とも言いますが、アスファルトでは反射率が10%、砂浜では10〜25%、水面が10〜20%というリサーチ結果も出ています。
意識したいのは、地面に反射した紫外線は「目」にも入るということです。
頭上では日傘で直射日光を避けていても、地面に反射した紫外線は忘れがちです。アスファルトでも10%あるので、ただ通勤しているだけ、道を歩いているだけでも紫外線を浴びていることになります。
また、レジャーシーズン特有の海や川遊びの際にも、砂浜や水面には反射光が潜んでいますので目を保護するためにもサングラスは必要です。
豆知識
眩しい!と感じる前に、「目」を守ろう。
サンケア指数を下げて、こまめに塗り直すのがコツ
最後は日焼け止め対策についてです。
x気温が高くなるにつれて、サンケア指数(SPF・PA)の高い日焼け止めを選びがちですが、サンケア指数が高いほど肌への負担は大きくなります。
オススメな方法は、サンケア指数を下げて塗る回数を増やすことです。
サンケア指数とは、実は日焼けしない時間の目安になります。ですので例えばSPF1は約25分が一般的で、赤くなってヒリヒリする日焼けを起こすまでが約25分、という意味です。
では「SPF10」の日焼け止めならどうなるでしょうか?
「SPF10×25=250分」つまり約4時間少々は日焼けしないであろうということです。
この時期あたりから「SPF50」などの強い日焼け止めを見かけますが、上記のルールを当てはめると「SPF50×25=1250分(約20時間少々)」。20時間以上のサンケア指数が、はたして必要でしょうか?
実はそこまで日差しを浴びることは通常ありませんから不要です。肌への負担を考えてもプラスではありません。
塗り直しができない特殊な状況ではない限り、サンケア指数が高い日焼け止めを一回塗るより、低めの日焼け止めを何度か塗り直すほうがお肌には優しいのが真実です。
豆知識
SPFの数字は、時間の表示だった
まとめ
紫外線対策のポイントは、目に見える “太陽” だけではなく、いろいろなところから侵入しているということ、そして自分にぴったりのサンケア商品を選ぶことだと思います。夏シーズンの紫外線を上手に乗り切れるように頑張りましょう。
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