メンタルが美容に及ぼす影響は？
メンタルが不安定だと、だんだん栄養素が消費される？
美容は内側のケアも大切！という言葉がありますが、メンタルの健康状態はいかがでしょうか？
アラサー世代の女性は、責任のある仕事を任されたりすることが多いです。だからといって、恋愛もプライベートも手を抜けない時期でもあると思います。そして女性特有の月経前症候群（PMS）が重なった日には、イライラや気分のアップダウンが激しくなるなど、多くのストレスにさらされています……。
メンタルの不安定さやストレス増加は、体がそれらに打ち勝つためにたくさんビタミンを消費する原因になってしまいます。せっかく日頃から美容を意識して摂取している栄養素も足りなくなり、内側の栄養不足からお肌のトラブルを引き起こす可能性があるので見落としてはいけないポイントのひとつです。
そこで今日はメンタルがダメージを受けた時に摂り入れたい栄養を交えながら、考えていきましょう。
社会に揉まれるとストレスがいっぱい？
仕事上の人間関係って正直面倒くさいことが多いです。
上司や後輩、同僚などなどとの“付き合い” も社会のルールです。
なんとか調和を取ろうと笑顔を無理して振りまいたり、後輩のミスをカバーしたり、仕事終わりの飲みについて行かざるを得ないなどストレスを受ける場面も多いのではないでしょうか。
そんなジワジワ溜まるストレスに対して体は、脳下垂体から副腎皮質ホルモンを分泌するよう指令を出し、血糖値を上げてエネルギーを燃焼させながらストレスに打ち勝とうと頑張ります。
副腎皮質ホルモンは、ビタミンCを多く必要とするため、強いストレスを感じているという方は、成人女性のビタミンC摂取推奨量である約100mgを下回っている可能性が大きくなります。ビタミンCは水溶性ビタミンに分類されるので多めに摂取しても、摂りすぎることがありません。
摂取推奨量より多くビタミンCを摂り入れてストレスに負けないようにしましょう。
美容の強い味方「抗酸化作用」のあるビタミンCが不足すると、シミやたるみを加速させてしまう可能性があります。
豆知識
カボチャやサツマイモなどのイモ類などのビタミンCいっぱいの食品を摂ろう。
感情的になる原因は？
多くの女性が経験している月経前症候群（PMS）では、女性ホルモンの揺らぎからイライラしてしまったり、悲しくなったりと喜怒哀楽が激しくなりがちです。いつもなら気にしないようなことでも怒りっぽくなってしまうという方は、脳の神経細胞の興奮を抑制する働きのあるカルシウムやマグネシウムを摂り入れてみてください。
この時の注意点は、カルシウムとマグネシウムのバランスが２：１であることです。
このバランスが崩れると興奮を抑制する力が弱まる原因になるので、マグネシウムに比べてカルシウムを多めに摂ります。そしてカルシウムと相性の良いビタミンDを一緒に摂取することで吸収率がUPしたり、血管を広げて流れを良くしてくれるビタミンEで、安定感のあるメンタルのサポートをしてくれます。
カルシウムやビタミンDの不足は、歯茎が弱る原因に。ハミガキをしている最中に、血が出るという方も要チェックです。
豆知識
カルシウムが豊富なほうれん草などの緑黄色野菜を大切にしよう。
なんとなくやる気が出ない？
なぜかやる気が出ない日々が続くモヤモヤメンタルの時があります。
「もうどうでもいっか」と魂が抜けそうになるのは実は栄養不足からきているものかもしれません。ぼーっとしてしまう時は思考力を活発にさせるためにもビタミンB1がオススメです。しかし、ビタミンB1は糖分が多いジュースやお菓子、インスタント食品などをたくさん摂取すると、それらを分解する役目もするため、どんどん足りなくなってしまうのが問題です。
ですので疲れたときに欲する甘いものはほどほどにが鉄則です。
ビタミンB1が不足すると乳酸などの疲労物質がたまり、疲れが取れにくくなり寝つきが悪くなります。朝起きたらクマがあったり、くすみ肌になっていたりとお肌にも現れてしまいますので気をつけましょう。
豆知識
枝豆やエンドウ豆など、豆類を意識してビタミンB1を取ろう。
まとめ
女性の心は非常に繊細で、刺激にも弱いものです。メンタルの不調を感じとったら、“お肌にもあらわれやすい” と覚悟して、自分を労わってあげることがストレスの軽減だけではなく美容にもプラスです。
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