老けて見えるパサ髪の原因となるNG習慣とは?
キューティクルが剥がれると、髪の毛が老けて見える
毛が細くなったり艶がなくなったりと「髪の毛」にも加齢のサインが現れます。
毎日忙しく過ごしていると、髪の毛まで気にしてられないよと思いがちですが、少しのケアと工夫で髪の毛の状態を若々しく保つことが可能かもしれません。
今回は髪の毛の艶やハリを作る「キューティクル」にダメージを与えてしまう日々の習慣をご紹介します。
お風呂で髪の毛をいきなり濡らすのはNG
暑い時期は三つ編みやお団子などアップスタイルにしている方も多いかもしれません。夜に疲れて帰ってくると、髪の毛をほどいてそのままシャワーで濡らしたくなりますが、それはちょっとマズいです。
キューティクルは硬いタンパク質でできており、ウロコ状に重なり合って髪の毛のハリ(水分やタンパク質)を逃さないような構造になっています。
そのウロコ状のキューティクルを剥がさないようにケアするのが理想です。
しかしほどいただけの髪の毛では、汗や頭皮から出る皮脂、空気中のホコリなどが混ざってベタついている可能性があります。更にヘアスプレーやワックスを使用している場合は、髪の毛が束状に固まっているかもしれません。
その状態で髪の毛を洗ってしまうと指に髪の毛が絡まってキューティクルが剥がれてしまいます。
これを防ぐために髪をブラシでとかしてからシャワーで洗い流しましょう。
束状の髪の毛ではなく一度ブラシを通すことで、一本一本髪の毛の間に隙間ができて指通りが良くなり、髪の毛が絡まらなくなります。キューティクルを守ることができます。
豆知識
サラサラに髪の毛をとかしてから、洗い流そう
お風呂上がりにゴシゴシと擦るタオルドライはNG
お風呂上がりに髪の毛をタオルドライする際に素早く乾かしたいからとタオルで髪の毛をバサバサと擦っていませんか?
実は髪の毛の表面にあるキューティクルは非常に薄く摩擦に弱いです。
擦り合わせるように髪を乾かすのは控えたほうが良いでしょう。先ほどもご紹介しましたが、キューティクルはウロコ状に重なり合ってできています。
“魚のウロコ剥がし” をイメージしていただくと分かりやすいですが、バリバリと強く擦るとウロコが飛び散りますよね(実は魚もウロコで体を守っています)。
髪の毛の艶やハリを保っているキューティクルがポロポロと剥がれてしまうと、パサついた印象に見えてしまいます。
対策としては、髪の毛を擦り合わせるのではなくタオルで挟んでポンポンと叩きながら、タオルに水分を移すイメージで乾かすことです。さらに “地肌を拭く” ようにタオルで頭皮を揉み込むと素早く乾くので意識してみてください。
豆知識
髪の毛を擦るより地肌を揉み込んで
頭皮に密着ドライヤーはNG
最後は髪の毛を乾かす時のドライヤーの位置についてです。
髪の毛が半分湿ったままの状態は特にキューティクルがダメージを受けやすく、また頭皮のかゆみやフケが出やすくなります。
ですのでしっかり乾かすのが理想ですが、ドライヤーの熱風を至近距離から髪の毛に当てすぎるのは控えたほうが良いです。
キューティクルの主成分であるタンパク質は、熱に弱いからです。
本来なら毛先に向かって硬いキューティクルが整っているはずなのですが、必要以上の熱を加え続けてしまことによってキューティクルが本来の形を保つことができずにめくれ上がってしまうのです。
コツはなるべくタオルで髪の毛の水気を取ること、ドライヤーは10cm以上離して使い、同じ場所に熱風が当たり続けないことです。工夫してみましょう、温度調節ができるドライヤーの場合は、ぬるめの風にしてみても良いですね。
豆知識
熱くなりすぎたら、冷風でクールダウンが理想。
まとめ
実は髪の毛をふんわりと艶っぽく仕上げるには「キューティクル」が命です。
上記の3つを覚えたら、いつものお風呂タイムに取り入れるだけで十分です。
ひと工夫してツヤツヤの髪の毛を手に入れましょう。
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